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2025.05.03   スタッフブログ

結婚を無理ゲーにしない為には?新聞掲載コラムで考えてみましたⅤ

結婚は無理ゲーですか? シニア編(3月21日~4月18日掲載)結婚は無理ゲーですか? 結婚をめぐる令和時代の男女の物語:中日新聞Web

中日新聞コラム「結婚は無理ゲーですか」を取り上げています。

人生100年時代に突入してシニアの生き方も様々に変化しております。

結婚生活に於いてもそもそもの考え方に変化が現れ、熟年離婚や卒婚など新たな人生に挑む方も増えています。

コラムを元に考えてみてはいかがでしょうか?

結婚は無理ゲーですか? シニア編

結婚や婚活に悩むのは、若い世代だけではない。ベテラン夫婦だからこその葛藤、未婚のまま老いることへの不安・・・。結婚は、人生経験豊富なシニアにとっても「無理ゲー」なのか。高齢期をより良く生きようともがく当事者たちを追った。と取り上げていました。

卒婚は人生最後のトライ

夫との生活 我慢の末74歳で「気力や体力面を考えると、人生を楽しむ最後のチャンスと思って」。女性(75)は昨年春、40年以上連れ添った夫 (75)との結婚生活から卒業、卒婚した。自身は近隣の介護サービス付き有料老人ホームに引っ越し、夫は 1人、住み慣れた自宅で暮らしている。と記されておりました

何度も離婚を考え

「仕事はしていいと言ったが、俺が家事をするとは言っていない」と突き返された。夫はほぼ毎晩、同僚たちと飲み歩いては深夜に帰宅。離婚が何度も頭をよぎったが、「子どもたちが成人するまでは」とやり過ごした。

海望む暮らし実現

我慢が限界に達し、夫に 「離婚したい」と切り出すと、「この年になって恥ずかしい」と拒まれた。「法的な手続きに時間を費やすのはもったいない」と思い直し、卒婚を提案。卒婚して後期高齢者にもなった。「これからの時間を目いっぱい楽しみたい。」と書いておられます。

卒婚したいと思いますか?財産・年金・・・ 離婚と違う注意点も

卒婚とは、婚姻関係を維持したまま、互いに干渉することなく、それぞれの人生を歩む夫婦関係を指す。

卒婚したいと思いますか?

2004年に出版されたフリーライター杉山由美子さんの著書「卒婚のススメ」 で知られるようになった。博報堂「100年生活者研究所」が23年に実施した調査では、60代以上の既婚者で、卒婚を「すでに実践している」「実践してみたい」 「まあまあ実践してみたい」 と答えた人は50%超=グラフ。鈴木良平研究員によると、夫婦関係の良しあしにかかわらず、「配偶者の都合に振り回されず、自立した自由な生活を送りたい」「互いの生き方を尊重した い」などの理由で卒婚を望む人が少なくないという。ただデメリットも。夫婦問題に詳しい森上未紗弁護士によると、離婚と違って財産分与や年金分割が発生しない。生活費などを曖昧にして卒婚してしまうと、 片方が経済的に困窮してしまう恐れがある。婚姻関係は続くため、配偶者以外との交際も注意が必要だ。「卒婚後の生活を具体的に想定した上で最善の選択をしてほしい」と話している。

上記中日新聞記事のまま載せさせていただきました。

 

熟年離婚で「肩の荷下りた」

「役割」から解放やっと自分らしく

「あなたや息子のために生きてきたけど、自分の好きなことをしたい」―。男性(64)が、専業主婦だった元妻(62)から離婚を切り出されたのは、定年退職の2年前だった。 一人息子の大学卒業を見届け、一昨年に離婚した。

離婚で始まった第二の人生。「思いもよらなかったが、正直、肩の荷が下りた気持ち」。今はここで幸せに暮らしたい、と思っている。

働く夫を妻が支える―。

名古屋市内に住む会社員の女性(57)は、そんな価値観に縛られてきた。「妻でいることがしんどくなって」。 30年以上連れ添った会社員の夫(60)と、昨年末に離婚した。慰留する夫に懇願し、姓は変えず、年老いた互いの両親に知らせないことなどを条件に、離婚届にサインをもらった。変わったのは 「妻」という肩書がなくなっただけなのに「ほっとした」。ようやく、自分らしく生きられそうな気がしている。と書いておられます。

熟年離婚率最高に

人口動態統計によると、2023年に離婚した夫婦のうち同居期間が20年以上の「熟年離婚」は3 万9810組で、離婚総数 (同居期間不詳を除く) に占める割合は23.5%。 前年に続き、戦後に統計が再開された1947年以降で最高となっている。背景には、女性の社会進出や平均寿命の延伸などがある。

夫婦問題相談室「リポーン」 (名古屋市)によると、子どもの独立や定年退職を機に夫婦だけの老後に不安を感じ「これ以上我慢したくない」 「自分らしく生きたい」などと相談に訪れる人が目立つという。

「1人」覚悟 婚活より終活

条件合わせる気力続かず

「ずっとこのまま独身なんだろうな」名古屋市の60代男性。5年ほど前まで前向きに婚活をしていたが、いまは積極的に結婚相手を探すのをやめた。「もう半分以上、諦めています」いま取り組んでいるのは婚活よりも「終活」。資産管理状況や緊急連絡先などを記したエンディングノートを作っており、書き終わったら別の自治体で暮らす妹に託すつもりだ。「結婚に向けて一歩踏み出そうという気持ちの高ぶりがもうないんですよ」とコメントしています。

3世代同居減り活況

相続や希望条件など壁成婚率は低く

シニア世代の結婚や婚活の件数は増えている。人口動態統計では、60歳以上で結婚生活に入った人の数は1990 年に4403人だったのに対し、2023年は1万377 7人と3倍以上に増加。婚活サービス大手の「IBJ」(東京)によると、同社に加盟する結婚相談所に新規入会した 60歳以上は、19年に比べて24 年は1・8倍に増えた。

なぜシニア婚活は盛況なのか。一般社団法人「シニア生活文化研究所」(同)の小谷みどり代表理事は、独身の高齢者が増えていることに加えて「3世代同居の世帯が減ったこと」を理由に挙げる。高齢夫婦のうち、いずれかが亡くなったり離婚したりすると当事者が「高齢かつ1人暮らし」になるため、婚活に意識が向きやすいという。

ただ、ある結婚相談所関係者によると「シニア婚活は若年層に比べて成婚率が下がる傾向がある」。子どもがいる場合には相続による財産分与の問題が発生するほか、シニアは若年層に比べて、相手に希望する条件も増える傾向があることも理由の一つだという。小谷さんも「高齢男性の中にはいまだに「健康で料理がうまい人」というような条件で相手を探す人もいる。それでは家政婦を求めているのと同じだ」と指摘。その上で 「今後は経済力のある高齢女性が増える。相続の問題を避けながら精神的な安らぎを得るために、法律婚でないバートナーのような多様な関係がシニア婚では広がっていくだろう」と展望している。

上文は中日新聞コラムから

大事なのは刺激ある人生

「アラ古希」パーティー マッチよりつながり

3月中旬、東京・銀座の昼下がり。高級ブランドが軒を連ねる目抜き通りから1本奥に入ったビルの一室に、高齢の男女が15人ほど集まってきた。シニア専門の結婚相談所 「ブライダルゼルム」が主催する「熟年シニア出会いパーティー」

でも参加者には「人生を最後まで楽しく、豊かに過ごしたい」という考えが共通しているようだった。立花さんは言う。「高齢者が増え続け、これからはシニアが経済を回す時代になる。こういう場が増えていけば、シニア世代がもっと張り合いを感じられるようになるのではないでしょうか」と書かれています。

広がる門戸、参加も気軽に

シニア世代の出会いパーティ ―は東海地方でも盛況だ。結婚相談所のブリヴェール (名古屋市)は、市内のほか愛知県三河地方でも定期的にパーティーを開催。

門戸が広がるシニアの出会い。「シニアでも出会える手段が増えてきた中で、一通りのライフイベントを終えている高齢者にとって恋愛は結婚でありきではなく、娯楽や趣味のような位置付けにもなっているのでは」と話している。

選んだのは夫婦の再生

「自分だけが被害者」違うと気づく

 

今にも適切れそうだった夫 婦関係が「再生」した。離婚も覚悟して打ち明けると、圧倒的に強い立場」だった夫が、心苦しそうに「ごめん」と繰り返した。その姿に「この人も悩んでいたんだ」。まだ夫を好きでいる自分にも気付いた。やり直せるかもしれない、と思った。

インターネットで見つけた夫婦関係についての専門家に助けを求めた。話を聞いてもらった後に出された。宿題”は、「夫からしてもらったこと」などを書き出すというもの。何日もかけて並べてみると、紙が文字でいっぱいになった。「自分だけが被害者になっていた。こっちが家事を全部やっているんだから『もっと感謝しなさいよ』って。でも、いろいろしてもらっていたんですよね」割り切れない感情があふれることもあったが、そんな思いも素直に伝えた。コミュニケーションが少しずつ増えると、自分の弱みを一切口にしたことがなかった夫が、職場での困りごとをこぼすように。「ようやく対等になれた気がした」夫婦の危機に直面したことで、自分らしい人生についても考え、地域でボランティアを始めた。子どもが独立した現在は、2人でテレビを見て笑い合ったり食事に出かけたり。一緒に過ごす老後を想像できるようになった」と笑う。と書かれていました。

結婚は「無理ゲー」(攻略困(難なゲーム)だと思うかとの記者の問いに、女性は「我慢するくらいなら離婚もあり」とした上で、「ノー」ときっぱり。「無理ゲーにしないための努力が必要。1人で生きているわけではないから、互いに頑張らなきゃいけないところだと思います」

中日新聞(結婚は無理ゲーですか?)より

カウンセリングで自分を客観視

関係修復、互いの努力が重要

カウンセリングでは相手と過ごした日々を振り返りながら、自分の心を客観的に見つめ直す。「家族のためではなく、自分は何が好きなのか、どう人生を送りたいのかを考えることも大切」とアドバイスを送る。

「結婚すれば自動的に幸せになれるわけではない。自分らしさを大事にしたり相手を理解したり。互いの魅力を引き出し合えるよう探求し続けることが重要」と説く。

中日新聞(結婚は無理ゲーですか?)より

クレインライフサポート考     愛知県豊川市の結婚相談所 |クレイン ライフ サポート

今回は諸先輩方々の恋愛事情に触れさせていただきました。コラムを通じて感じさせていただいた事は其々の人生にしっかりと信念の様なものを持っておられると言う事です。

クレインライフサポートが出来るのは「出会いのサポート位なのかな?」と力不足を感じてしまいました。

次回はシニアの識者編をお送りします。

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