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2024.10.25   スタッフブログ

結婚を無理ゲーにしない為には?新聞掲載のコラム記事で考えてみました。

中日新聞の『結婚は無理ゲーですか?』のコラムについて考えてみる

中日新聞に取り上げられるほど昨今の結婚事情は切迫していると思われます。

結婚は無理ゲー? マッチングアプリで4000人に「いいね」した男性「もう心が限界」:中日新聞Web

今年7月より10月9日まで全12回で前半の9回は婚活している(していた)方々の体験談を寄せていて、後半の3回は識者の皆様のご意見を取り上げておりました。

参考になりそうなので、取り上げさせていただきました。

連載初回は、無理ゲー(攻略困難なゲームのよう)と語る男性の体験談から始まりました。

(アプリで出会えた女性3/4000人)とタイトル「心が限界 ほぼあきらめ」とサブタイトルが上がっていました。マッチングアプリを使った婚活の様ですが、マッチングアプリ自体はそもそも出会いを作る場です。

そこから先に関してはご自身の進め方にあると思います。(友達作りに使う方も居れば、援助者を探す方も居ると思われます。)一部には交際に進む方も見えますが、通常の出会いと一緒で見た目や条件に左右されるとは思います。

2回は(男は陳列棚のバック)という男性の(好条件求め〝女性が選ぶ〟力学)というタイトルでした。

婚活パーティーに参加し、結婚相談所にも入会した男性の婚活を書かれていました。

婚活分析した論文を発表して大きな話題にもなり、本(婚活戦略 – 商品化する男女と市場の力学)も出した人物とも書かれていました。

高橋 勅徳 (Takahashi Misanori) – 婚活戦略 – 商品化する男女と市場の力学 – 書籍等出版物 – researchmap

最終的には「仕事に趣味に充実している。そこまでして結婚しなくていい」と婚活をやめられたそうです。

3回・4回・5回目は現在交際中の問題を取り上げています。

3回は地方で家業「後継ぎがほしい」をテーマに地方に住む方の婚活事情を取り上げています。

地方で働く方の婚活事情を2例取り上げており、地方なりの難しさを載せていました。

結婚相談所に入会を希望した理由や、心境などが綴られました。もう1例は結婚相談所のアドバイスを頂きながら交際中の方です。地方でお相手の希望職業が見つからなく、先になかなか進めない事情が書かれていました。

クレインライフサポート(当相談所)も地方なので他人事では無いですが、幸い最近はオンラインや在宅業務などが増えているので活路を見出したいものです。

4回は「結婚=幸せ」じゃないから をテーマに両親の離婚から不信感を持つ女性の婚活事情を取り上げています。

「きっと自分は『結婚不適合者』なんだろうな」。両親の離婚から不信感を持った女性の婚活が書かれていました。

当初は、マッチングアプリや街コンに参加し、ハイスペックなお相手捜しを試み、やがて挫折し趣味や自分磨きに徹したそうです。

時間を置き再度マッチングアプリに登録した時は、求める条件「大卒」(「子どもが出来たら、大学までの教育は考えてくれそう」

価値観が似ていれば「「もめるリスクを少しでも減らせる」)だけにした。その結果お相手が見つかり始めて食事に出かけてから3か月後に交際を申し込まれた。

望むような「ハイスぺ」ではないが「一緒にいて居心地がいい。チームを組むならこの人」と決めた。お相手の実家を訪ねた際、「典型的な幸せな家庭」見た気がした。

「無理ゲー」と思っていた結婚は、手の届くところにある。「結婚イコール幸せじゃない」と分かっている。

「それぞれの得意や不得意を補い合い、互いの自己実現ができるようなチームにしたい」葛藤をしながら、一歩づつ進んでいる。と綴られていました。

ご両親の離婚から結婚に不信感を持たれているケースでは有りますが、お相手との未来をぜひ幸せにして頂きたいと思います。

5回は(子育て、生活…まずお金)をテーマに経済的に一歩が踏み出せない婚活(交際)事情を取り上げています。

交際中の女性がいるが、経済的に踏み出せない男性の状況を取り上げている。

「きつきつで飛び込んでいくより、ある程度余裕が有る方が安心」「2人で1千万くらいはあった方がいい」と考えているようで資産運用に取り組み奨学金を返しながら、少額投資非課税制度(NISA)を活用している現状をあげています。

「今なら返すよりも投資に回した方がいい。できるだけお金をためたい」とコメントしています。

将来設計は大事だと思います。経済状態が安定しないと、家族間もギスギスしがちです。しかし、婚期は見逃さない様にしたいものです。

6回は(アラフォー希望年齢にずれ)をテーマにアラフォー女性が奮闘する婚活事情を取り上げています。

「婚活では完全に需要と供給がかみ合っていなかった」と39歳の女性からの投稿でした。

26歳から7年間の男性との交際期間を経て、35歳を過ぎたころから独身のまま過ごすか、結婚をして仕事を辞めるか考える様になったそうです。

昨年8月より結婚相談所に入会、相談所のマッチングサイトで外見が好みで35歳位の人との見合いを申し込むが断られてばかり。

相手希望条件は「自分年齢プラス2歳まで」で子供を希望する人が多かった。ただ、50・60代の男性からは次々と声はかかった。

「妥協しておじさんと結婚するくらいなら『まだ独身なの』と驚かれるストレスのほうをとろう」と誕生日前に退会しようと思っているそうです。

その後は婚活をやめて、自分だけの家を建てる。「居心地のいい家でのんびり暮らしたい。万一、その後にいい人が現れても結婚にこだわらないかな」と書かれていました。

難しい問題ですね、30代半ばの方々の婚活にはどうしても子供が欲しいとの願望が含まれます。それも事実として理解ができますが、「それを過ぎたら幸せに成れない。」と言う訳では無いかと思います。お互いに理解しあえる相手にめぐり合えたら良かったですね。

7回は(良縁へ親子でお見合い)をテーマに“親によるお見合いの会”の婚活事情を取り上げています

(「結婚支援フォーラム 親によるお見合いの会」親が代理で婚活をする)を取り上げています。

利用が広がるマッチングアプリについては「信用できない部分があるし、不特定多数が相手というのは苦手」と、アナログな出会いの場に活路を託す方、

「自営という仕事柄、結婚相手と自分の親と顔を合わせておいた方が、恋愛で付き合って数か月後に親のことでひと悶着あるようなリスクを避けられる」

などと代理お見合いのメリットを揚げられています。理由は様々ですが、主催者側の認識は「友達親子」の増加が背景にあり

「子どもも結婚相手探しについて親と話すことに抵抗感が少ない。今や結婚は親子の共同作業、同じ方向を向いているが大切です」と述べています。

私感では有りますが、まだまだ「実家は居心地が良いので巣立ちされないお子様が多い気がします」また、父親と娘や母親と息子の関係も「仲が良くても遠慮が有り真実に届かない事」も多い気がします。本当に「友達親子」なら、交際中である事や将来的な事など遠慮なく話合う事が出来れば良いですね。

8回・9回目は形式にこだわらない愛のかたちを取り上げています。

8回は(心を支えた命の恩人)をテーマに仮想アイドル初音ミクとの拳式をした方を取り上げています。

職場の同僚女性との人間関係がこじれて適応障害で休職などを乗り越え、2018年に「仮想アイドル初音ミク」と結婚式場で拳式したエピソードが記載されています。愛を誓った相手はキャラクター 家族は挙式拒否、上司は「迷惑だ」…それでも「うちのミクさん一筋」:中日新聞Web

ご本人が仲間と一般社団法人フィクトセクシャアル協会を設立し代表理事になるなど経歴をあげています。

9回は(同性だとなぜ「他人」)をテーマに同性婚をしている方を取り上げています。

都内で暮らす同性婚カップルを取り上げています。2022年始まった都のパートナーシップ宣言制度を利用するそうです。

「同性婚が認められない現状はマイナスの部分がとても大きい。特別扱いしてほしいわけではなく、男女のカップルと同じスタートラインに立たせてほしい」とコメントされています。

10・11・12回目は識者編と言う事で上・中・下で取り上げています。

識者編上は(経済格差 是正が急務)として「適齢期の未婚の男性は400万以下が8割」で有る現状を分析しています。

(パラサイト・シングル)親元から離れて生活が苦しくなるくらいなら実家にいる。「結婚はコスパが悪い!」と捉えている若者も増えている。

「パートナーがいなくても別に寂しくない」とか、「彼女をつくって性的関係を持つよりも風俗やバーチャルに向かう」とか。「でも、30・40年後のことを考える1人のままでは困るし、

孤独死のニュースも聞く」だから、いずれ結婚したいが「下手な人と一緒になるぐらいなら、ひとまず親の元でいい人を待つ」となる。

東アジアには子につらい思いをさせたくないという文化があり、独身でいても家から追い出すと言ったことにならない。未婚化が進めば少子化につながる。

日本、韓国、中国、さらに最近はタイまでその傾向は広がっている。全体的に豊かになってきた東アジア諸国の宿命とも言える。といわれる投稿です。

果たしてそうでしょうか?そうでない事を私(クレインライフサポート)は期待します。

自分のライフの見直しプランニングしてみる | 愛知県豊川市の結婚相談|クレインライフサポート

識者編中は(女性に選ばれる地方に)をテーマに「地方にアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が有る現状」を分析しています。

人口的に男女アンバランスな東京一極集中が進み、地方に住む男性の結婚が難しくなっている。

人口動態上、地方では特に20代男性が同世代の女性に対し、かなり余っている状況が起きてきている。

地方に根強く残る「長男跡取り文化」や、男性中心の雇用慣習があるために、男性は仕事を得やすく地元に残りやすいし、戻りやすい。

一方、大学や専門学校などを卒業した20代前半の女性は就職を機に都市部に流出し、戻りにくい。男性が30歳を過ぎて「婚活を始めよう」と思う頃には、

既に自分の年齢に近い結婚適齢期の女性は既婚か地元を去ってしまっている。

初婚同士の結婚年齢のピークは、2022年で男女とも27歳と20年前からほぼ変わっていない。遅れるほど相手が見つけにくくなるし、再婚を狙う男女の参入もある。

結婚を「無理ゲー」にしないためには、早めに動くことが大切だ。初婚同士の一番多いのは同年齢での結婚で、次に夫が1歳上、そして妻が1歳上というパターンが多い。

統計上、2歳差までが6割、3歳差までが、7割を占める。「年の差婚」を狙うのであれば、極めて実現が難しいことを望んでいると理解する必要がある。

そして、女性が動くタイミングで圧倒的に多いのは20代前半の就職時だ。大卒の女性が魅力を感じる様な就職先が地元ほど少ない。奨学金を受けまで大学で学んだ女性は多い。

出産後もやりたい仕事続け、大事に育成してもえそうなところで働こうとなるのは当然。女性活躍推進の取り組みが特に優良な企業を認定する国の制度(えるぼし)を取得する企業の大半は

東京にある。地方には未だアコンシャス・バイアス(無意識の偏見)がある。どんな仕事でも男女関係なく従事できるジェンダーレス雇用への改革が不可欠だ。

地方では男女バランスの取れた定着をどう図っていくか。自治体も、特に女性に選んでもらえるような雇用を用意するよう、地元企業の経営者に働きかける施策を講じていく必要がある。

自営や同族経営の親御さんたちは、息子ではなく娘を跡取りにと考えて行く事も重要だ。という投稿です。

地方に女性の就職先少なく、男性の婚活難航 「女性に選ばれる地方に」ニッセイ基礎研究所・天野馨南子さん:中日新聞Web

事実私の周りでも身内の女性も東京に勤めており、東京で出会った方と結婚しました。もう一例は、東京支社に出向し仕事が楽しく結婚を考えない女性もおります。

地方でも女性が活躍できる仕事や地方に居ても働ける仕組み(在宅勤務など)をもっと取り入れ、地元でも活躍できる様になれば良いですね。

識者編下は、(「皆婚」のお膳立て崩壊)をテーマに職場システム変化に伴った皆婚の崩壊を分析しています。

1965年まで結婚の半分はお見合いだった。2010年前後には5%になるまでなだらかに減っていく中で、職場結婚がお見合いの代替えになっていった。

一定規模の会社では、社員を結婚させることが社会的な役割でもあり、上司は一生懸命に部下の結婚相手をさがしていた。結婚は資本主義の経済メカニズムに組み込まれていた。

昭和までの「皆婚」の時代には、若い人は気が付いたら結婚できていた。1990年代初めごろから女子社員への「結婚しないのか」という発言がセクハラとみなされるようになり、職場結婚は廃れ始めた。

そこからは婚姻は激減している。お見合いや職場結婚は個人の問題ではなく、社会のシステム。これがあったから結婚できた。モテる人間は時代にかかわらず3割しかいない。残りの7割はお膳立てが有り結婚していた

1972年と2015年で婚姻は46万組減っている。お見合いと職場結婚の合計も46万組減っている。かつてのシステムが崩壊したのが、けっこんが激減した第一の原因だと言える。

統計から見れば、2014年ごろから、子供のいる世帯の収入はとても増えている。一方で子どもを持つ世帯は激減している。最もボリューム層だった世帯収入500万円くらいの人たちが、未婚のままでいる。

中間層が結婚できなくなっていることが大問題。社会保障費が増えて、今の若者はかつてに比べて使えるお金がへっている。会社員の給料から差っ引かれる額が多くて、たとえ昔と額面は一緒でも手取りが違う。

お金がなければ行動できず、余裕がなければ恋愛は生まれない。かつて結婚・出産は生産活動だった。

「子ども1人に何千万円」不安煽る社会では、若者は希望を抱けない 独身研究家・荒川和久さん:中日新聞Web

本来は結婚も子育てもそんなにお金がかからずできるのに、マスコミがコストも喧伝すると、若者が「面倒くさい」と感じるそうした。結婚年収や子育て年収のインフレが起きている。と綴られています。

クレイン ライフ サポートは中日新聞のコラムについて考えてみました。ブログ上短くまとめてあります。内容を出来る限り変えない様に心掛けましたが、誤りがあれば指摘ください。

婚活は相手捜しで有ると考えています。それは将来一緒に人生を歩んでもらう為の伴侶を探す事です。

しかし、その後の生活については豪華である必要は無い物かと考えます。

自分の家庭は二人で作っていけば良い事で有って、ほかの人の家庭と比較するものでも無い。

人として家庭を作り、子供を作り、子供を育て、社会に旅立たせてあげたい。

相手を愛しみ、子を愛で、親を敬う。日本語は素晴らしいと思います。

人は一人では生きていけない事を理解し皆で助け合えばより良い社会になると思います。

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